先輩の彼女
第2章 先輩の彼女
「おはよう……ございます。」

朝の太陽の光が、いつもよりも眩しい。

結局、家に帰って来たのは、夜中の12時過ぎで、お風呂にも入らずに、そのまま爆睡。

それなのに、朝シャワーを浴びたせいで、完璧に寝不足。

初日から、何やってんだって感じだ。


「おはようございます!」

向かい側の白石君は、やけに爽やかだ。

「あっ、斎藤さん。昨日、大丈夫でした?」

あまりの爽やか振りに、思わずクマのある目元で、ジロッと睨んでしたまった。

「えっ!?」

一気に凍りつく白石君。

「ご、ごめん。あまり、上手くいかなかったのかな?」

「えっ?いやっ!」

「そういう時もあるよ!うん!」

完璧に勘違いしてる。

それも、この寝不足の目元が原因?


「何がうまくいかないだ?俺が付いてて、そんな訳ないだろ。」

後ろから低音で登場したのは、間野さんだった。

「そうですよね……いやぁ。斎藤さん、人が悪いなぁ。」
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