真田くんはプレイボーイ


え、なに?


私の机の前にいたのはさっきまで真田くんの両腕にしがみついていた2人


「なに、か?」


「これ、返すね?」


貼り付けられたような笑みで人差し指と親指でゴミを持つみたいにぶら下げられているのは私の保冷剤


お、おお?


なんで君たちが?


と言いたくなるところだが


ま、大方、真田くんの頼みとかでしょ?


真田くんは私と付き合ってくれてはいるけどおそらく望んではいない


だからクラスメイトとかの前では一切私に関わらない


だから女の子に頼んだんだ


…ま、いいけど別に



「ありがと」


「あ!」


受け取ろうとした瞬間ぶら下げられてた保冷剤が地面に落ちた


「ああーごめんねぇ?」


落ちたと言うよりかは…パカっと開いた親指と人差し指を見ると…


落としたように見えるけど


「ちょっと!」


後ろのさきちゃんがガタッと立ち上がった


でも


「いいよさきちゃん。」


「けい…か」


私は椅子を引いて落ちた保冷剤を拾った


「ありがとう」


「いいのいいのぉ〜気にしないでぇ」


クスクスと笑い声が聞こえる


はぁ…辛いな…



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