正しい恋を教えてください。
置いてあるベンチにそのままドスッと座った。




そこに、すーっと通って行った、見覚えのあるシルエットの男性が通った。




「...!なにをされているのでしょうか?」




ハルだった。なんでここにいるのかと言わんばかりの顔だった。




「こっちのセリフだっつーの...!まさか、受けたのか?」




「受けました...」




「はぁ...。これから何すんの?」




ハルは、首に手を当てて、心配な面持ちだった。




「演技...」




「できそうにないから言ってやるよ。そのままの自分で演じろよ」




「はい!」
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