正しい恋を教えてください。
最近は、ハルの仕事も落ち着いていたから毎日一緒に帰っていたのに、いざ居なくなると、当たり前というのは当たり前じゃない。




たまたま奇跡と軌跡が重なり合っただけ。




翌日からは、空席が1つあり続けた。




古海の気持ちは落ち込むばかりだった。




來との映画の日も気持ちは上がらなかった。




「古海ー!...大丈夫?」




「うん...!大丈夫!映画見よ!」




古海は、ハルのことばかり頭にあり、映画館にのシアターに入り、上映するまで自分の映画だということをすっかり忘れていた。
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