正しい恋を教えてください。
「ハルだよ!」




「...ごめん。俺彼氏なのに...。」




「紫水くん...。」




(また、助けてくれた。)




命の恩人。




そう言うべきか、記憶がないからどうなのかは分からない。




分かってるのは、苦しかったはずなのに、ふわふわって夢見心地の感じだったこと。




「じゃあ、もうちょい寝るでしょ?おやすみ!」




「うん...!ありがとう!」




來と海斗が部屋から出ていったあと、少ししてから古海は涙がこぼれ落ちた。




「いったい誰が好きだったら正解なんだろ......。」
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