正しい恋を教えてください。
「そっか...!」




そう言って、古海は廊下へ駆け出して行った。




扉を開けたその先は、美術部室。




体育祭にむけて作品を作っていてた部員たちは、なんとも言えない驚きの顔をしていた。




「ごめんなさい!少し借りたいものがあります!」




「ええ...どうぞ...。」




急いで持ち出して、また走って行った。




古海は画用紙をある形にして切っていった。




そして、マスクをして黒いスプレー缶を振りかけた。




画用紙をとってその日は乾燥させるために次の作業は明日になる。
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