正しい恋を教えてください。
「お父さん。私、好きな人がいます!」




「おい...!」




「反対されてもいいです。どんな状況でも好きになったら好きなんです!」




その真剣な眼差しと心意気に、父親は勝てなかった。




「どんな人なんだい?」




「前に、家に来てくれた紫水くん。」




「芸能人の子か。」




少ししんみりしたような顔だった。
< 92 / 488 >

この作品をシェア

pagetop