正しい恋を教えてください。
「どうなんだろ...。」




「どうゆうことだ?」




「実は...。」




古海は、自分が思っていることを父親に全て話した。




今なら、父親を信じられるから。




「んー。古海は、失敗から逃れたいだけなんじゃないのか?父さんもな、仕事での失敗とかすごい逃げたくて、上司からよく逃げてた時があったよ。」




(私が、逃げてる?)




確かに古海はずっと怖くて話したくなかった。




それが逃げていることだとはわからなかった。




そして、自分の気持ちをしっかり聞いてあげることも、忘れていた。




そして、古海は立ち上がって父親をじっと真剣に見つめた。
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