私立 夢の丘高校
さすがに2人きりで歩く訳にはいかないから、マネージャーの車に乗った。
「今日優太生放送に出てるの知ってた?」
「あーそんなこと朝ひかりが言ってたな」
「すごいよねー」
楽しそうに話している美来は化粧を落としたらしくギャルじゃなくいつもの美来だった。
「そういえば今日一緒にいた蒼くんと誠くんだっけ?すごかったけど、いつもああなの?」
「あぁ、あいつらいつもあんな感じ。うるさいしすげー迷惑」
「ふーん。その割には楽しそうに話していたけどね。満更でもないんじゃないのー?」
腕をツンツンとしながらニヤニヤして俺を見てる美来。
年下のくせに俺をからかうなよ…。
「それで?何かあったのか」
「……さすが伊織だね。実はさ、ドラマのプロデューサーが最近ご飯行こうって誘われるんだけどそれがしつこいんだよね…」