となりに座らないで!~優しいバレンタイン~
「ちょ、ちょっと、こんな所でやめてよ!」


「いいじゃねえか。どうせ、もう公認だ。友里がやったんだからな」
 
 一也は、私の腰に手を回したまま歩き出した。


「だから…… どうしよう…… 身分の違いとか言われるわよねぇ」


「ばか! そんなもん関係ないんだよ! ようは俺がやる事やりゃいいんだ!」

 そう言った一也の目は、真っすぐでカッコよかった……

 一瞬見入ってしまって、忘れるとこだったが……



「あっ! でも、どうして飲み会の場所分かったのよ? あーー まさか、社長に何か言ったんじゃないわよね?」


「そんな事はどうでもいいだろ? お前が遅くなるとか言うから悪いんだ」


「そっかー なにかおかしいと思ったのよね。社長が変な事言うし。
あああーー。堀野さんも知っていたのね。だから、二次会社長に着いて来ちゃったんだーー」



「うるさいな! これで分かっただろ? 俺はどんな手を使っても、友里を離さない!」


 一也を見上げた私の顔は、どんな表情をしているのだろうか……
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