となりに座らないで!~優しいバレンタイン~
驚いたように私を見た一也の顔が、だんだんと緩んでくる。
「ああ……」
一也は、緩ませた顔のまま頷いた。
タクシーは、マンションの近くまで来ているようで、見慣れたコンビニが目に入った。
信号で止まった先に見えたコンビニには、ホワイトデーと書かれた旗が立っている。
「アイス食べたいなー」
ふと、口から漏れてしまった。
正直、飲んだ後のデザートが食べたい。
「しょうがねえなー」
一也は、運転手にコンビ二寄るように告げた。
「マンション近いし、ここで降りよう」
私が言うと、一也はポケットから財布を出し、支払いを済ませた。
コンビニに入る一也の後ろに続いて入ろうとしたが、私はクルリと向きを変えた。
そして、信号が青に変わった横断歩道を一人で渡った。
「ああ……」
一也は、緩ませた顔のまま頷いた。
タクシーは、マンションの近くまで来ているようで、見慣れたコンビニが目に入った。
信号で止まった先に見えたコンビニには、ホワイトデーと書かれた旗が立っている。
「アイス食べたいなー」
ふと、口から漏れてしまった。
正直、飲んだ後のデザートが食べたい。
「しょうがねえなー」
一也は、運転手にコンビ二寄るように告げた。
「マンション近いし、ここで降りよう」
私が言うと、一也はポケットから財布を出し、支払いを済ませた。
コンビニに入る一也の後ろに続いて入ろうとしたが、私はクルリと向きを変えた。
そして、信号が青に変わった横断歩道を一人で渡った。