世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ




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あれから2時間以上勉強して、



「おーなーかーすーいーたーーーー!!!!」



と言い出した明日葉。
倫也も集中力が切れたみたいで教科書に落書きを始めている。



スマホで時間を確認すると、現在は12時6分。もうお昼の時間だ。



『お昼どうしようか』
と聞こうとしたら



ガチャン!
と部屋の鍵が開く音がした。



もうお昼の時間だし、奏太くんか壮くんかな?



そう思いながら玄関まで行くと、そこにはまさかの人物が……。










紫色の髪の毛で、【紫】と金の刺繍でかかれた紫色の帽子を被っているのが特徴。
その人物は雷龍の傘下の族である“紫苑”の総長、五十嵐泰成さん。




「妃芽乃、久しぶりやな」




泰成さんがそう言った直後、泰成さんを押しのけて私にぎゅっと強く抱きついてきたのは……




「花莉ー!!元気やったかー!?」



茶髪のベリーショートが良く似合う女性
───“紫苑”の姫である鳴海真理亜。



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