世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ



頬を緩ませながらもぐもぐと口を動かしていたら、今度は京子がにやりと笑いながら口を開いた。



「真理亜は五十嵐くんと最近どうなの?」

「き、急やなぁ…」




私も真理亜の話はすごく気になる。
もぐもぐと口を動かしながら耳を傾けた。




「前はよく五十嵐くんと喧嘩してうちの倉庫に来てたでしょ?でも最近来てないじゃない?
順調なのかな、って思ったのよ」

「…最近はな、大喧嘩したあとやから落ち着いたほうやで」




真理亜はため息をひとつ。




「お、大喧嘩…!?」




思わず声に出てしまった私。
すぐに、はっと口を閉じると真理亜はにこりと笑う。




「泰成がまた浮気しててな、あまりにも反省せぇへんから、仕返しでうちも合コンに行ったんや。
ほんで泰成とは大喧嘩。泰成だって浮気しとったのに怒るんやで。ありえへんやろ」




それから真理亜は一呼吸して。




「ほんまに別れてやろ思って、荷物まとめてしばらくネットカフェにいたんやけど……。
離れても思い出すのは泰成のことばっかりやった」




うちもアホやろ、と笑う真理亜。



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