世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ
ガチャリ
と扉を開くと、目に入ったのは…
広い空間、大きな窓が何枚も並んでいて、そして窓から見える景色。
たたたっ
と走って窓の側まで行く。
窓に張り付くようにして近くで景色を見ると、予想を遥かに超える高さと眺めの良さに目を奪われた。
街全体が見渡せるんじゃないかってくらい高い。
キラキラと街全体が輝いていて、ここは別世界なんじゃないかと疑ってしまいそう。
「…綺麗」
ぽつり、と静かに呟けば
「気に入った?」
詩優が隣に来て、笑いながら聞いてきた。
「うん!!すごく!!」
「良かった」
「ほんとにここで暮らすの!?夢じゃない!?」
「あぁ。夢じゃねぇよ」
すごい。
本当にどこかの国のお姫様にでもなったかのようだ…。