世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ
「い、言っておくけど何年も前の話だからね?
「わかったわかった。そういうことにしておく」
詩優は私の頭を撫でたあと、ついに…
カードキーで部屋の鍵を開けた。
「どーぞ」
玄関のドアを開けて、私に先に入るように促してくれる詩優。
…お姫様になったみたいだ……
なんて思いながら
「あ、ありがとう…」
お礼を言って、ありがたく先に入らせてもらう。
玄関は広くて、大きな靴箱もついている。
こんなに広い玄関だから、これから先たくさんお客さんが来ても安心。
靴箱も大きいから、いったいいくつ靴が入るんだろう
そんなことを考えながら靴を揃えて脱いで、部屋へと足を進める。
どこから部屋を見よう、なんて思ったけどまずは目の前にあったドアに手を伸ばした。