世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ
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雨の時には、嫌なことがたくさん起こるもの。
放課後になったら空木さんはまた詩優に会いにくるし、倉庫に行ってやっと詩優と落ち着けるかと思ったら総長の仕事が入ってしまうし…。
一緒にいたかったのに、一緒にいられない。
もしかしたら早く帰ってくるかも、
なんて期待しながら倉庫の入口で詩優の帰りを待っていてもまだ帰ってこない。
倫也と中学生組、私の7人で夕飯を食べに行って倉庫に帰ってきてからも詩優はまだ帰ってきていなかった。
忙しいのはわかってる。
詩優は総長なんだから仕方ない。
でも、でも……。
空木さんよりも長い時間、詩優と一緒にいないと彼の気持ちが私から離れてしまいそうで怖い。
…早く会いたい。
そんな思いは時間が経つごとに募るばかり。
本当に私は悪女だ。
詩優に嘘をついて隠し事をしておきながら、忙しい彼に早く会いたいだなんて。
…自分が嫌になってくる。
「姫さん、もう0時近いですし帰りましょう」
入口で座っていたら、私に声をかけてきたのは康さん。