世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ
「くっっっっっっさ!!!!!!!!!」
明日葉の大きな声が倉庫内に響いた。
「さっきから思ってたんだけどさー!!!!!!ここの倉庫臭すぎじゃない!?ねぇ!!!!」
花莉もそう思うでしょ?、と同意を求められる私。
…え?え?え!?
さすがにこの状況で肯定することも否定することもできなかった。
だって、目の前にはたくさんの玄武の人たちがいるんだから。びっくりして、言葉も何も出ない。
「それ俺も最初から思ってた~。なんかくっさいよな、ここ」
左隣にいる壮くんも笑う。
明日葉はちらりと後ろを見て。
「もう作戦成功だから帰ろー!!!!!」
私の手をひいて、詩優たちの方へと歩き出す明日葉。
詩優のところには、無事に空木さんたち3人がたどり着いたみたいで…。明日葉の言う通り、作戦は成功。
…あとは帰るのみ。
なんだけど…敵はそう簡単に逃がしてくれないみたいだ。