世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ




それを2プッシュ手に取って、髪を洗う。
洗っている間も、ドキドキが止まらない。



詩優がすぐそこにいるんだと思うと意識してしまうんだ。



い、急いで洗おう。

私は超高速で手を動かして、髪を洗って体を洗って。髪をお団子に縛ったらいよいよ浴槽へ。




浴槽は私のために半分場所を空けてくれていて。
また「お邪魔します」と小さく言ってから浴槽へと入る。




2人で入るともったいないけどお湯が浴槽から溢れてしまった。
足を抱えて小さくなって座っても、首元まであるお湯。少し動けばまたお湯が溢れてしまいそう。




う、動かないようにしよう。

なんて思ったら、




「…花莉」




私の名前を呼ぶ彼の声が聞こえてきた。




それだけでもドキッと跳ねる心臓。
この浴室に響いてしまうんじゃないかと思うくらい。




「な、なに…?」




私は緊張のせいで詩優を見ることができなくて。
下を向いたまま声を出した。



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