世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ
にこにこしながら写真をたくさん撮って。
写真フォルダが詩優と猫の写真でいっぱいになってきたところで、詩優の膝の上に2匹目の仔猫がのった。
彼の膝の上に乗ったのはハチワレの仔猫。
これで詩優の膝の上には猫が2匹、仲良くしている。
「やっぱり詩優はモテモテだね」
私は詩優と仔猫2匹の写真をカメラに収めた。
彼の膝の上にいる仔猫は詩優にたくさん撫でられて、すごく幸せそう。
それからハチワレの仔猫が私のほうを向いて。
シャッターチャンスをくれたのかと思ったら……
詩優の指を舐めて、すぐにふいっとそっぽを向く。
「?」
「花莉も写真ばっか撮ってねぇで触ってみろよ。すげぇふわふわだから」
詩優にそう言われて、私は彼の膝の上でくつろぐハチワレの仔猫に手を伸ばした。
「可愛いね──────…」
ふわふわの頭に触れて、撫でようとした、その時。
仔猫はすぐに何かを察知したのか、後ろを向いて……
私の指に噛み付いた。