世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ




そしてまたそっぽを向いて詩優の足に顔を埋める。



…き、嫌われてる!?



嫌われているかも、と思ったのが気のせいだと思いたくてもう一度仔猫に手を伸ばす。

だが、仔猫は後ろを向いて私の指に猫パンチ。




「!?」




仔猫に噛み付かれたところも、猫パンチもあまり痛くない。
痛くないけど……仔猫に嫌われていることがすごくショック。




仔猫は私に猫パンチをしたあと、「にゃぁー」と可愛く詩優の顔を見て鳴く。



…この仔猫はライバルだ。
詩優のことが好きなんだ!!!!!




直感的にそう思った。




かっこいい詩優のことは好きで、彼女である私のことは嫌い。
こんなの、ライバルとしか思えない。





「小動物さんいじめんなよ?」




詩優がハチワレの仔猫にそう言うと、今度は悲しそうに「にゃぁ…」と鳴く。
まるで、返事をしたかのよう。





「し、詩優は私のなんだからね…っ!!!」





私は仔猫にそう言った。





これは少し大人気ないかもしれないけど、仕方ない。先に攻撃されたのは私のほうなんだから…!!




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