世界No.1の総長と一輪の花Ⅲ
今度はお腹に触れてみると、黒猫は私のワンピースの裾を爪でひっかけて。
黒猫が伏せをしながら前に進もうとする。
そこで、私はようやく気がついた。
この黒猫がワンピースの裾の中が気になっている、ということに。
私は裾をおさえて、「だ、だめだよ…!」と言ってみる。
だけどその黒猫はやっぱりワンピースの中が気になるみたいで伏せをしながら前に進む。
「おやつあげるから…!!」
私は受付で買って、テーブルに置いておいた猫のおやつを取って。
それを袋から取り出して、黒猫にあげてみる。
おやつはキャットフードと同じくらいの大きさの粒で、黒猫はすぐに食いついてきた。
カリッと噛んで、飲み込んで。
大人しく座ってじっと私を見つめてくる。
美味しかったのかな?
もう1粒取り出して黒猫にあげてみると、やっぱりすぐに食べてくれた。
おやつに気づいたのか、キャットタワーの上にいた猫たちも集まってきてくれて…。
キラキラした目で私を見つめてくる猫たち。