蘭蝶 短編集
「そ、そっか!良かった」



ほっとしたように胸を撫で下ろした愛美



『…、可愛いな、服』



湊のデート講座にもまず、会ったら服に反応すべきって言ってたけど、それ抜きでもまじで可愛い。



……、俺、やっぱり、重症すぎ…。



「あ、ありがとう…!伶くんもすっごく素敵だよ」



照れたように紅くなった頬。



『…、さんきゅ、行くか。』



「あ、うん!」



駅に向かって歩き出した俺と愛美



愛美は行く途中でどこ行くの?と聞いてきたけど着いてからのお楽しみと誤魔化した



電車に揺られて20分。目的の駅に着いた



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