もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】










「惚れた?」








あっという間に学園祭当日。




スーツ姿で現れたハヅキに、ジョニー・デップの来日並みに騒ぐ女子たち。




でも。




ほんとにかっこいい…



私は保育園時代の天使ハヅキを思い出す。





あのめっちゃくちゃ可愛くて、女の子みたいなハヅキがこんなイケメンに成長するとはね…。




思わずじっと見つめていると、そんな私に気付いたハヅキが近づいてきて





「そんな熱っぽい目で見つめないでよ、キッチン係さん?」





わざわざ耳元で囁いてきた。





< 273 / 537 >

この作品をシェア

pagetop