もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
…っ!
「近いっ!」
「そー?」
「人との距離感覚狂ってんの!?」
「狂ってるよ。いまさら?」
楽しそうに笑うハヅキ。
学園祭だから?女子にキャーキャー騒がれてるから?
なんかいつもよりも浮かれて見える。
でも急に真剣な顔になった、と思ったら。
「で。
早見さんはキッチン係に専念だよね?
間違ってもメイドとかしないよね?」
そんな確認をしてきた。
どんだけ私にメイドをやらせたくないんだろう。