もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】
「信じられない!悪魔ー!」
「はは、悪魔かぁ。悪くないね」
私は本気で怒ってるのに、ハヅキは呑気な声でそんなことを言う。
「もうっ全部ハヅキのせいなんだから…!ハヅキのせいで…!」
「責任なら取るよ?」
ハヅキが立ちあがったと思ったら、私に近づいてグイッと腰に手をまわしてきた。
「俺の女になる?」
至近距離から、ハヅキの色素の薄い瞳が私を射抜く。
「…っ、なに言って「なーんてジョウダン」
パッと私から離れたハヅキがケラケラ笑った。
「本気にすんなよ、
早見さんみたいな気の強いオンナ、むり」
「あっそ…!」
あぁっ!もう!マジで!ムカつくー!!