欲望の飴と飴売り少女Ⅱ
亮太はまたメモ見て部屋番号を確認する。部屋のある方へ歩く。
「春香も昔のこと覚えてないのかな?」

「たぶん、覚えてないと思う。今は木原さんにも聞けないし」

「そっか…」
木原さんが事故の影響で目を覚ましていないのは伝えて置いた。



「ここ、木原さんの部屋」
木原さんの病室は一人部屋だ。亮太が優しく扉をノックし扉を引く。

「失礼します」と声に出し、病室に入る。
木原さんが横になっているベッドに近づく。


「え?」
春香の顔を見て本郷くんは愕然とした表情をする。
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