欲望の飴と飴売り少女Ⅱ
前を向くと女の子がいた。俺が歩いていた時近くに人はいなかったのに。
「え?」
急に聞こえた声に驚いて心臓がバクバクする。


「あれー?よしよし」
小柄な女の子は俺の頭には手が届かず肩を撫でる。

逢魔が時、そんな名前だった気がする。太陽が沈んで暗く紫、青、茜色が幻想的だけど不気味さがある。



_フリフリした装飾がついた服を着た女の子。カラスの様なホラーゲームの様な現実離れした雰囲気に惹かれる。



「もしかして、飴女か」

俺はなぜか冷静に答えれた。


「意外と落ち着いてるね。まぁ、一回会ったことあるもんね」

飴女は目を開いて驚いた顔をする。うんうんと頷く。
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