欲望の飴と飴売り少女Ⅱ
「俺の前に現れて何をしたいんだ?」
怯むな。隙を見せない様に気を締める。真っ直ぐ飴女の方を見た。




「こわーい。亮太くんは悩んでることない?」



「ない。そうやって木原さん達を騙したんだろ」





飴女は俺の話を無視する様に語り出す。



「うんうん。いつも優しい亮太くんは人を頼ったり言いたいこと言ったりなんてできないよね!
幼馴染の女の子が好きって正直に言えたらいいのにね」

「え?す、すき?」
予想外のことを言われて驚いた。飴女はにこにこしてる。でも、目は笑っていない。


幼馴染の女の子?蕾のことか。幼馴染として大切だと思うけど付き合いたいとか思ったこともない…。
< 35 / 38 >

この作品をシェア

pagetop