触りたい、縛りたい、愛したい 〜例え許されない恋だとしても〜
コクリと頷いて「連絡待ってた」
「来なかったら…?」
「朝まで待ってたかも」
「そこは寝なさいよ…」
クスクス笑い合って…再び目が合えば……
やっぱり欲しくなる。
ていうかこのホテルのパジャマ……
ワッフル生地で白のワンピース型とか最高かよ。
前ボタンで脱がせやすいし。
フリーでも奈那にはオーバーサイズだから何気に彼シャツっぽい。
俺は一応着替えたけどこれ着てくれてて良かった。
これ見れただけでも大満足です。
首の後ろに手が回る。
あの瞳をしてくれるのはすごく嬉しいけど……
「ねぇ、起こしちゃったらヤバくない?」と部屋の奥を見る。
最中で見つかるとか一番恥ずかしいやつだ。
フフン…と微笑みながらゆっくり手を引かれ扉の中へ。
あ…お風呂…?
このホテルは全客室お風呂とトイレは別になっている。
栓を抜いたままバスタブにシャワーを全開にして出す。
「こうしたら聞こえないんじゃない…?」
確かに……音で聞こえないし、ベットに居ない奈那はシャワー浴びてるんだとわかってもらえるだろう。
着ていたパーカーのチャックを下ろされ脱がしていく奈那の手。
それを止めて自分が先にパジャマのボタンに手をかけた。
「あ……また新しいの…?」
見たことのないレースのブラジャー。
頬を染めながら手の甲で口元隠してまた煽る……
「だって……ヒロ絶対来ると思ったから」
こっち見ないで言うとかもう止まらなくなるから。
それわざとなの…?
思わず谷間に顔埋めちゃう俺を許して。
髪を撫でられたらスイッチ入ってるから暴走しちゃうよ…?
「食べていい…?」
谷間から顔を覗き込む。
うーん……ってそこ悩むとこじゃないでしょ。
「チカたち起きちゃうかもだからおかわりはナシね…?」
ったく、どこまで可愛いのっ!!
首筋に舌を這わせパジャマの裾からももに触れていく。
「了解……おかわり出来ないならじっくり味わうね?」
片足持ち上げてグッと押し付ける。
もうこんなに反応してるの奈那のせいだから。
首に手を回したまま額をくっつけてくる。