たとえば、こんな人生も
「定例会議…?」

「定期的にこうして姫達を交えて
店の現状や今後について話し合ってるんだよ」


言いながら
いつきさんは持っていたアイスペールと
グラスをテーブルの上に置いた

どうやら話し合いはもう終わっているみたいで
テーブルの上にはお酒やおつまみ
お菓子がたくさん置いてある


「あ、ひなたちゃんに
オーナーがお土産にジュース持ってきてくれたよ
後で冷蔵庫見てごらん」

「ありがとうございます」


ソファーに座っているオーナーに
頭を下げれば、オーナーは笑って頷いた


「ひなた。疲れたでしょう?
美冬とアリサの相手はしなくていいから
お風呂に入って休みなさい」


オーナーの隣でシュカさんが
そんな風に気遣いの言葉をかけてくれる

笑みを浮かべたまま、シュカさんが無言で
両側から私の腕を掴んでいる
美冬ちゃんとアリサ姉さんに
じっと視線を向ければ


「「…」」


シュカさんの無言の圧力に負けた姉さん達は
ぱっと私から離れた



……なんだかんだで
姉さん達の中で一番強いのはシュカさんだ
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