たとえば、こんな人生も
「…」


あと、2日…
いつきさんと一緒に過ごせる時間


「……寂しい、けど…」


残された時間を思うと
やっぱりしんみりしてしまうけど…


…でも、だからこそ


大切にしよう


その時間と思い出を忘れないように



小さく笑って私は部屋の電気を消した




――……



扉の向こうから賑やかな声が耳に届く


「?」


バイトから帰ってきた私は
疑問に思いながら玄関のドアを開けた


「あ、帰ってきた!」

「おかえり~」


壁からひょこっと顔を覗かせたのは
アリサ姉さんと美冬ちゃん


「アリサ姉さん、美冬ちゃん?
どうしているの?」


予想外の人物からの出迎えに目を丸くする




「やぁ、ひなた」

「おかえりなさい。ひなた」


アリサ姉さんと美冬ちゃんに連れられて
リビングに向かえば
そこにはオーナーとシュカさんもいた


「おかえり、ひなたちゃん」


キッチンから現れたいつきさんが
ぽかんとしてる私に笑顔を向ける


「ごめんね、話すの忘れてて
今日は家で定例会議だったんだ」
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