たとえば、こんな人生も
お風呂上がりで喉はからから

こくこくと一気に飲み干した


「…?」


……なんだろう?

甘くて、おいしいんだけど…なんか…


後味に違和感を感じて
空になったグラスを眺めながら首を傾げる


……
……
………あれ…?


……………なんか……



「あれ。ひなた、お風呂上がったの?」

「…」

「ひなた?」


キッチンへやってきたアリサ姉さんが
ぼんやりとグラスを眺める私に声をかける


「…アリサ姉さん」

「ん?どしたの?」

「すき」

「へぇ……っ!?」


近付いてきたアリサ姉さんに
私は、ばっと抱きついた


「ひひひひなたっ!?」


いきなり抱きつかれた姉さんは
顔を真っ赤にして、ひどくうろたえてる

そんなのお構いなしに
私は姉さんの胸元に甘えるように顔を擦り寄せた


「ぎゅ~」

「っ!!…か…かわ…っ」


「なに騒いでるの、アリサ」

「…み、美冬っ
ひ、ひなたがっ、ひなたが可愛いっ」

「ひなたが可愛いのはいつものことだよ」

「そ、そうなんだけど…
そーじゃなくて…っ」


現れた美冬ちゃんにアリサ姉さんは
あわあわしたまま言葉を向ける
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