上司の過去と部下の秘密〜隠れ御曹司は本気の恋を逃さない〜
いつも職場で顔を突き合わせている3人が、こうしてそろって居酒屋にいるのって、不思議だなあとか考えていたら、ボーッとしているように見えたようだ。

「羽場ちゃん、飲んでる?なんか考え事でもしてるの?」

「いえ。この3人で居酒屋にいるのって、不思議だなぁって思って」

「三上さんも、羽場さんも、付き合いが悪すぎるのよ。2人とも、私生活が見えないっていうか。なんか隠してそうな感じがするっていうか。飲み会も形式的なものしか参加しないしね」


「そりゃあ、誰でも隠し事の一つや二つはあるだろう。なあ、羽場ちゃん」

「まあ、そうですね」

三上さんが真面目に残業してたとか、婚約者がいたとか、実家はヤンキーまみれだとか……

「川北さんは、そのまんまって感じだな」

「そうですか?うーん。こう見えても私、少し前に振られたばかりなんですけどね」

「おお、ヘビーなのきたな」

「そうは見えない明るさですけど……」

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