上司の過去と部下の秘密〜隠れ御曹司は本気の恋を逃さない〜
なに手まで握り合っているんでしょうか……
この2人、酔っ払った勢いで、好き勝手言ってる。ていうか、私の意思は完全に無視してるじゃないか。

確かに、今日は来てよかったって思っているけど……

「えっと……酔っ払ってますか?」

「「ぜんぜん」」

息ぴったりだな。

「私としては、やっぱりちょっと、ごめん被りたいです」

「「だめ」」

「お二人とも、さっきから息ぴったりじゃないですか。私のことは、極たまにに声をかけてくださればいいので、ぜひお二人でどうぞ」

「「やだ」」

だから、息合いすぎですって……

「これは、羽場ちゃんのためでもあるんだぞ。羽場ちゃんの生真面目なところは、すごくいいとこなんだけど、たまには息抜きをすることも大事だぞ。でないと、凝り固まって、いつかどうしようもなくなってしまう。羽場ちゃんは、もっと楽に生きていいんだって、俺達が教えてあげるよ」

「楽に……ですか?ていうか、さっきまでオネエだったのに、急に上司になりましたね」

「まあ、心を入れ替えたばかりの俺が言うのもなんだけど」

そうですよねぇ……




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