上司の過去と部下の秘密〜隠れ御曹司は本気の恋を逃さない〜
「三上さん、じゃあ、私達は手を組みましょうか?」

三上さんも何かを察したのか、ニヤリとした。
イケメンのニヤリは、なかなか見応えがあるな……って、そうじゃなくて……

「な、何を企んでいるんですか?」

「私達は2人とも、なんとかもっと羽場さんを手懐けたいって思っているのよ。これはもう、手を組むしかないでしょうが。これからは、どんどん羽場さんを責めていくわよ」

「せ、責めるって……?」

「そんなの決まってるでしょ?あの手この手で誘い出すわよ。先輩や上司の誘いに、嫌とは言わせないわよ」

「い、嫌です。シーズンに1回ぐらいで勘弁してください」

「はあ?そんなの、同期会以下じゃないの。これからは、ランチタイムも連れ出すわよ。ねえ、三上さん」

なんですか、その健やかな笑みは……
そして、三上さんまで……

「おう。ランチに、どうせ3人ともそれぞれ買いに出るんなら、たまには一緒に外食でもいいな。あっ、でも、ディナーの誘いは、羽場ちゃんと2人ってのは譲れないからな」

「しょうがないですね。その代わり、月一でこの会を開いてください。それなら譲りましょう」

「了解。交渉成立だ」


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