上司の過去と部下の秘密〜隠れ御曹司は本気の恋を逃さない〜
私のプライベート……そんなもの、晒せるわけがない。
最寄駅に向かう道すがら、自分のプライベートを思ってぞっとした。
真夏の頃はすぎたとはいえ、まだまだ暖かい9月の終わり頃だというのに、背筋がぞわぞわとなって嫌な汗が伝った。
私に〝しおり〟という名前をつけてくれたのは、私の両親だ。しかし、生まれた当初、私に付けようとしていた名前は、平仮名ではなく漢字だったらしい。
どんな漢字なのか……〝詩織〟や〝栞〟だったらどんなに良かったか。
あろうことか、本来私に付ける予定だったのは〝志雄里〟だ。もはや、そこに込められた意味を考えようとも思わない。見事な当て字だ。なんなら、最初は〝志〟が〝四〟や〝死〟だったという。
そう。私の両親は、いわゆるヤンキーだ。
最寄駅に向かう道すがら、自分のプライベートを思ってぞっとした。
真夏の頃はすぎたとはいえ、まだまだ暖かい9月の終わり頃だというのに、背筋がぞわぞわとなって嫌な汗が伝った。
私に〝しおり〟という名前をつけてくれたのは、私の両親だ。しかし、生まれた当初、私に付けようとしていた名前は、平仮名ではなく漢字だったらしい。
どんな漢字なのか……〝詩織〟や〝栞〟だったらどんなに良かったか。
あろうことか、本来私に付ける予定だったのは〝志雄里〟だ。もはや、そこに込められた意味を考えようとも思わない。見事な当て字だ。なんなら、最初は〝志〟が〝四〟や〝死〟だったという。
そう。私の両親は、いわゆるヤンキーだ。