上司の過去と部下の秘密〜隠れ御曹司は本気の恋を逃さない〜
「そんな三上さんが……私を見てたら、そろそろ自分も変わらないといけないって思ったって……」
堪えきれなかった涙が一粒落ちると、堰を切ったように次々溢れてきた。
「しおり……」
明日香がそっとティッシュを差し出してくれた。
「しおりはさあ、さっきも言ったけど、本当に優しい子なのよ。人の気持ちにちゃんと寄り添える子」
「三上さんにも、私は優しい子だって言われた。でも、違うの。本当の私は優しくなんてない。両親をはじめ、地元の知り合いの存在を隠そうとしてる。臆病で、卑怯な人間なの」
「それはちょっと違うよ、しおり。確かに隠そうとしているのは事実。だけど、そうさせたのは周りの人間よ。しおりは、周りの人達に傷付けられて、臆病になってるの。卑怯なんかじゃない。だって、心を許した私には、何も隠さずに全部話してくれるし、地元の人達に会わせてもくれたじゃない」
明日香はそう言ったけれど、素直に肯定できない自分がいる。
堪えきれなかった涙が一粒落ちると、堰を切ったように次々溢れてきた。
「しおり……」
明日香がそっとティッシュを差し出してくれた。
「しおりはさあ、さっきも言ったけど、本当に優しい子なのよ。人の気持ちにちゃんと寄り添える子」
「三上さんにも、私は優しい子だって言われた。でも、違うの。本当の私は優しくなんてない。両親をはじめ、地元の知り合いの存在を隠そうとしてる。臆病で、卑怯な人間なの」
「それはちょっと違うよ、しおり。確かに隠そうとしているのは事実。だけど、そうさせたのは周りの人間よ。しおりは、周りの人達に傷付けられて、臆病になってるの。卑怯なんかじゃない。だって、心を許した私には、何も隠さずに全部話してくれるし、地元の人達に会わせてもくれたじゃない」
明日香はそう言ったけれど、素直に肯定できない自分がいる。