上司の過去と部下の秘密〜隠れ御曹司は本気の恋を逃さない〜
「……なんか、わかる。私も最初、しおりに対してそう思ったもの。どうしてしおりは壁がこんなに高くて、ツンツンしてるのかって疑問で。でも、根本の部分は優しい子だって感じた。だから私も手懐けたいって思ったのよ」
明日香が半分茶化すように、だけと半分真剣に言った。可愛げのない私なのに、こんなふうに思ってくれる親友の存在に、嬉しく思った。
「川北さん、最近フラれたんだって。いきなりそんな恋バナをしたかと思ったら、三上さんがね、私ももっと楽に生きていいんだって言うの。私を、本当は優しい子だとか、プライベートが謎すぎるとか言ってね。私は自分のお気に入りだから、プライベートを知りたいとか、冗談まじりに言ってた。ごめん。話したいことがありすぎて、まとまりなくなってるね……」
「ううん。大丈夫よ。話したいって思ってくれてるなら、どれだけでも聞くよ」
「ありがとう。それでね、こないだ明日香の話してくれた、三上さんの婚約者の話もしてくれたの。大筋は聞いた通りだった。追加として……その婚約者さん、同じ会社の秘書課の人だったんだって。で、浮気相手っていうのが、三上さんの親友だったって。もちろん、三上さん達が付き合っていたことも知ってて。それ以来、三上さんは他人を信用できないし、自暴自棄になった三上さんに、多くの人から信用を失ったの。でも、そんな時に拾ってくれた今の課の部長さんに、迷惑をかけるわけにはいかないって、陰でちゃんと仕事をしていたんだって」
話しているうちに、再びあの夜のように目が潤んできた。
明日香が半分茶化すように、だけと半分真剣に言った。可愛げのない私なのに、こんなふうに思ってくれる親友の存在に、嬉しく思った。
「川北さん、最近フラれたんだって。いきなりそんな恋バナをしたかと思ったら、三上さんがね、私ももっと楽に生きていいんだって言うの。私を、本当は優しい子だとか、プライベートが謎すぎるとか言ってね。私は自分のお気に入りだから、プライベートを知りたいとか、冗談まじりに言ってた。ごめん。話したいことがありすぎて、まとまりなくなってるね……」
「ううん。大丈夫よ。話したいって思ってくれてるなら、どれだけでも聞くよ」
「ありがとう。それでね、こないだ明日香の話してくれた、三上さんの婚約者の話もしてくれたの。大筋は聞いた通りだった。追加として……その婚約者さん、同じ会社の秘書課の人だったんだって。で、浮気相手っていうのが、三上さんの親友だったって。もちろん、三上さん達が付き合っていたことも知ってて。それ以来、三上さんは他人を信用できないし、自暴自棄になった三上さんに、多くの人から信用を失ったの。でも、そんな時に拾ってくれた今の課の部長さんに、迷惑をかけるわけにはいかないって、陰でちゃんと仕事をしていたんだって」
話しているうちに、再びあの夜のように目が潤んできた。