上司の過去と部下の秘密〜隠れ御曹司は本気の恋を逃さない〜
ベッドにそっと下ろすと、涼介さんは熱い眼差しで私を見つめた。その瞳には、私に対する愛情と、私が欲しいという欲に溢れていた。


すごく優しく触れてくるのに、どこか早急で余裕のない涼介さんを意外に思った。

「しおり、ごめん。優しくしたいのに、しおりを前にしたら余裕がない」

私より年上で、このルックスならきっと経験も豊富だろうに……
そんなふうに言う涼介さんが、なんだかすごく可愛く思える。

「大丈夫。涼介さんを愛してるから」

私の言葉に、涼介さんの瞳の奥に欲望の炎が見えた。

「煽ったのは、しおりだからな」



それから長い間、涼介さんの求めるまま、あまい時間をすごした。何度も囁かれる「好きだ」「愛してる」の言葉に心を躍らせ、これ以上ない幸せを感じながら、知らないうちに意識を飛ばしていたようだ。


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