上司の過去と部下の秘密〜隠れ御曹司は本気の恋を逃さない〜
「想像って、そんなの考えたくもないですから。ね、馬場さん…………って、おうい、馬場さん?」

「えっ?なんですか?」

「ちょっと、羽場さんがぼーっとするなんて珍しいわね。何か悩み事?」

「えっ?羽場ちゃんもしかして、恋煩い?」

三上さんが茶化すように言う。

「なっ、そんなわけないですよ。私だって、ぼーっとするぐらいあります。で、何でした?」

「うーん。もういいや。さっ、仕事、仕事」

時間になってしまい、それぞれ自分の仕事に向かった。
午前中は、気を抜くと三上さんのことを考えてしまいそうで、雑念を振り払って仕事に集中した。なのに、時折聞こえてくる気の抜けたあくびに、どうしても反応してしまう。




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