上司の過去と部下の秘密〜隠れ御曹司は本気の恋を逃さない〜
「勝手に探らないでください!でも、仕事を真面目にするのはあたりまえのことです。
が、これまでの三上さんの様子からすれば、その傾向は喜ばしいことだと思います」

「何気に上から目線だよね。羽場ちゃんだからいいけど」

私の生意気な口調を、全く気にしてないというように、クスクス笑っている。

「生意気ですみません。それにしても、三上さんが真面目になれば、ますますモテそうですね」

半分茶化すつもりでそう言った。でも、生真面目な私が言ったのでは茶化したように聞こえないのか、それとも、そもそも踏み込んで欲しくない内容だったのか、三上さんは複雑な目をした。


「三上さん……?」

「俺は、そんなこと望んでいない。人を好きになることは、ないと思うから……」

「えっ?」


< 75 / 286 >

この作品をシェア

pagetop