エリート御曹司は溺甘パパでした~結婚前より熱く愛されています~
あぁ、子育てって難しい。
「おかえりなさい」
宏希さんに心配をかけまいと、笑顔を作って出迎える。
「ただいま。和宏くんは? 遊んでる?」
彼は私たちの部屋のドアに視線を移して怪訝顔。
いつも彼の帰りを待ち構えている和宏が、そそくさと部屋に行ってしまったからだ。
「いえ……。お仕事をしてもいいかと尋ねたら、へそを曲げてしまって。幼稚園から戻る時間には帰っていると伝えたのですが、嫌だったんでしょうか」
「そっか……」
彼はネクタイを緩めながら、首を傾げた。
「うーん。先にお風呂にしてもいい? 和宏くんと一緒に入って、俺が聞いてみるよ」
「すみません……」
このままでは埒が明かないと思った私は、宏希さんからもアプローチしてもらうことにした。
こうして手を貸してもらうのは二度目。
やはり私だけの力では限界があるのかな……。