エリート御曹司は溺甘パパでした~結婚前より熱く愛されています~

あぁ、子育てって難しい。


「おかえりなさい」


宏希さんに心配をかけまいと、笑顔を作って出迎える。


「ただいま。和宏くんは? 遊んでる?」


彼は私たちの部屋のドアに視線を移して怪訝顔。

いつも彼の帰りを待ち構えている和宏が、そそくさと部屋に行ってしまったからだ。


「いえ……。お仕事をしてもいいかと尋ねたら、へそを曲げてしまって。幼稚園から戻る時間には帰っていると伝えたのですが、嫌だったんでしょうか」

「そっか……」


彼はネクタイを緩めながら、首を傾げた。


「うーん。先にお風呂にしてもいい? 和宏くんと一緒に入って、俺が聞いてみるよ」
「すみません……」


このままでは埒が明かないと思った私は、宏希さんからもアプローチしてもらうことにした。

こうして手を貸してもらうのは二度目。
やはり私だけの力では限界があるのかな……。
< 182 / 314 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop