エリート御曹司は溺甘パパでした~結婚前より熱く愛されています~

今月発売したばかりのスパイクは、実際に何人ものJリーガーに提供して使ってもらっている。


「そう。スパイクなしのほう」

「喜びます。すぐに成長しちゃって、もうきつそうなんですよね」


以前奮発したブルーのシューズはかなりお気に入りのようだが、そろそろサイズアウトだ。


「それじゃあ、そうしよう」
「わー、楽しみ」


和宏の成長を共に喜べる幸せは、なににも代えがたい。
大好きな唐揚げや、ケーキも用意して盛大にお祝いしよう。


「少しずつ、距離を縮めてみてもいい?」
「和宏との?」


彼はうなずく。


「そうですね。宏希さんを拒否するなんてありえませんけど、ずっとパパがいなかったから、彼の心の中でどんな反応が起こるか予想もつかなくて」


宏希さんのことは好きだけど、父親としては拒否する可能性がないわけじゃない。

けれど、父親という存在を求めている気もするし……。どうなるかわからない。
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