エリート御曹司は溺甘パパでした~結婚前より熱く愛されています~

これ以上期待を持たせるとダメだったときのダメージが大きすぎると思い、正直に話す。

すると、宏希さんがハッとした表情を見せた。


「和宏くん、俺と練習しよう」
「ホント?」
「そんな、大丈夫ですから。ボールまでいただいて……十分です」


宏希さんと会うのはこれで最後にしようと思っていた。

私たちはもう別の道を歩き始めているのだから、この先その道が交わることなんてない。


「実は、和宏くんがサッカー好きだと聞いて、蹴り方のコツとかドリブルのやり方を勉強してきたんだ。俺もうまくなりたいから、一緒に練習しよう」


和宏のために勉強したの? 
真面目な彼ならやりかねないが、仕事ではないのに。


「うん! また来週ね」
「おぉ」
「ちょっと、浅海さんは和宏みたいに暇じゃないのよ?」


土日も仕事が入ることもあるのに、そんな勝手に……。
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