リペイントオレンジ🍊
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あれから色々な説明を受け、はしゃぐ子供たちに紛れて私も施設を堪能した。
綺麗なお姉さん、学校外の施設、そして楽しげな音がするモニターに、色々な工夫の施されたゲーム。
子どもたちのワクワクはどんどん加速していった。
そして、あっという間にお昼。
クラスごとに時間をずらして見学していたこともあり、ここへ着いてから別々に行動していた学年主任の榊先生や、他のクラスの先生たちとも合流して、お昼ごはんを食べようとしていた私のところに、小さな足音が1つ。
「みお!!」
「あれ、蒼介くん。どうかしたの?」
「……お昼ごはん、一緒に食ってやってもいいけど?」
「……フッ、アハハ!何それ、すごい偉そう」
「だっ、だって!どうせ午後も一緒に回れねーんだろ?じゃあ、昼休みくらい一緒にいてくれても罰は当たらないと思う」
語尾につれて、どんどん小さくなる声に、蒼介くんの自信が失われていくのが分かった。
「もう、仕方ないなぁ。それじゃあ、一緒に食べようか」
「まったく、蒼介はまだ尾崎先生の追っかけしてんのか?しつこい男は嫌われるぞ〜」