側にいて

涙はいつの間にか力を入れてしまっていた体から

力を抜いた。

そのとたん、忘れていた体の怠さがのし掛かって

きて涙は体を支えきれなくなりフラリと体制を

崩した。

そんな涙を支えたのは刹那。

「涙、休憩しようか。ちょっと無理し過ぎ。」

そう言って抱き上げて隣のベッドに下ろした。

息が乱れて肩で息をする涙の背中を擦りながら

和泉に指示を出す。

「酸素とモニター着けて。」

「ああ。」

和泉は頷いて涙にモニターをつけて携帯用の

酸素吸入器を付け替える。

刹那は涙のパジャマに聴診器を入れた。

しばらくじっと聴診していたがようやく外して

逆に体温計を挟む。

涙はあまりの怠さに動けずされるがまま。

だけどふっと急に胸に違和感を感じて息苦しくな

りはじめた。

明らかに発作の前兆。
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