2月からの手紙
小鳥遊くんが、和奏さんの口に楊枝を向けている。
その手は流れるようにテーブルの上の容器に向かい、たこ焼きを小さく分けたあと、しばらくするとまた和奏さんの口へ向かう。
「未来ちゃん?」
「たこ焼き……」
「ん? たこ焼き食べたいの? いいよ、行こ」
「違う。たこ焼きってパクっといくものだよね」
「んー。熱いときあるからふたくちくらいかな」
「そうじゃなくって、自分で、こう」
「ああ、普通そうだよね」
「あんなん、すごいバカップルでショック通り越して引く」
「え」