秘密の恋はアトリエで(前編) 続・二度目のキスは蜂蜜のように甘く蕩けて
「ちょっと来て」
休憩時間になるやいなや、美岬にロビーまで連れていかれた。
「何かあたしに隠していることない?」
「えっ?」
美岬は周囲に人がいないのを確かめてから、小声で言った。
「あのさ、見かけたんだよね。昨日、夏瑛と靭先生が一緒にいるところ。夜8時頃かな。別館からふたりで出てきたでしょう」
美岬は夏瑛の目を覗きこんで、言った。
「こんなに遅くまで、どうしたんだろうって思ったよ。ふたりとも、いつもとぜんぜん違う雰囲気だったし。ふだん、あんまり表情を変えない靭先生が、夏瑛を見つめて微笑んでるし」
「もしかして……付きあってたりする? 靭先生と」
休憩時間になるやいなや、美岬にロビーまで連れていかれた。
「何かあたしに隠していることない?」
「えっ?」
美岬は周囲に人がいないのを確かめてから、小声で言った。
「あのさ、見かけたんだよね。昨日、夏瑛と靭先生が一緒にいるところ。夜8時頃かな。別館からふたりで出てきたでしょう」
美岬は夏瑛の目を覗きこんで、言った。
「こんなに遅くまで、どうしたんだろうって思ったよ。ふたりとも、いつもとぜんぜん違う雰囲気だったし。ふだん、あんまり表情を変えない靭先生が、夏瑛を見つめて微笑んでるし」
「もしかして……付きあってたりする? 靭先生と」