陰の王子様
「あら!若いわね!体は?……細いじゃない!もっと筋肉つけなさい!なんなら、今から私が特訓してあげましょうか?」
自分の腕に胸をグッと寄せる彼女
これは、完全に誘われている。
慎重に進めなければ…。
「その前にもっとあなたのことが知りたいです。」
そう言うと、妖艶に笑い、広間を出て、個室へ…
「お味はいかがでしょう?」
「良いわ。シンアの味がする♪」
個室へ移動し、支給係に頼んで酒を持ってきてもらった。
彼女はすぐにもベッドへ行きたそうだったが…。
ソファで優雅に酒を嗜む彼女は徐々に体温が上がっている。
「ね〜え、あっち行きましょう?」
「自分はオレリア様のことが知りたいんです。」