陰の王子様
よくわからない状況でのんびり寝ていられるか!
ベッドから降り、何か知ってそうなジンを問いつめる。
「なぜこんなところに自分はいるんだ?何かやらかしたか?」
「何もやってないよ?…あっ、でも今ちょっと有名人かもね。」
有名人?
クスクス笑うジンにものすごく腹が立つ。
「何だ。はっきり言え。」
「ごめんごめん。いや、俺も驚いてさー。だってシンアあのオレリア・ロベールの誘いに乗るから!!騎士のみんなも驚いてた。」
"オレリア・ローベルの誘い"
そう言われ、昨夜のことが思い出される。
酒を飲み、真実を聞き、キスをされ、押し倒され、…押し倒した…。
それからヤケクソになった時誰か部屋にきた気が。
その後の記憶はない。